「いやなら、やめればいい」? - 赤堤教室 - 幼児小学生のための国語算数英語学習教室ガウディア

「いやなら、やめればいい」?

小3、Hくんのお母様から、こんな相談を受けました。

「国語の長文問題がきらいで、宿題もやろうとしません。
本人には、続けることが大切、と話していますが、いやだ、の一点張りです。
それで、国語だけをやめようと思います。但し、やめたら、しっかり本を読むこと、と約束しました。」

確かに、Hくん、最近は、国語の宿題をやっていないことが増えていました。
でも、以前はしっかり取り組んでいました。得意ではないようでしたが。
3年生の国語の長文は読む量も増え、問題もひねって?いて、なかなか手ごわくなっています。(みんながいやがる)自由解答も多いです。
いやになる理由は、たくさんありそうですね。

私は、そんなお話とともに、お母さまにこんな話をしました。
〇国語はすべての学習の土台、読解力を育む大切な科目です。
〇本を読むことはとてもいいことですが、読むことに慣れる、語彙を増やすことはできても読解力につながるとはいえません。
〇いやだからやめる、という選択もありますが、今、それでいいですか?
〇Hくんはこれから、いろいろな局面で「いやならやめればいい」と思ってしまいませんか?
たくさん、たくさん、お話ししました。

結果、Hくんは、国語を続け、少し前に戻って復習することにしました。
今、文句を言いながら(笑)、長文に臨んでいます。

やめてしまうことのリスク、しみじみ…。