これ、年中さん、Tくんのことば。「塗る、のは、嫌い。」です。
初期の幼児教材で、答えを塗る、プリントがあります。たとえば、
【国語】「(ひらがなが散らばっている絵)よ、を、あか(赤)でぬりましょう」
【算数】「(蝶の絵がいくつか書かれている)かずだけ、〇をぬりましょう」
ひらがなや数字を書く前の、それぞれの理解を促します。
塗る、のは幼児さん、好きだろうなと思いきや、Tくんに拒否されました…。
「じゃあ、〇全部きれいに塗らなくてもいいから、半分、塗ってみようか。」
「半分じゃなくて、こう、でもいい?(線をひく)」
理解していることがわかれば、線でもいいのですが…。
〇を塗るのは、筆圧が弱い幼児さんの鉛筆の正しい持ち方を促し、使い方に慣れてもらうためでもあります。
Tくんの筆箱には、赤、黄、青の色鉛筆が入っているのに、ね。
取組みが終わり、お母さまのお迎えを待つ間、Tくんは、教室にある「ガウディア塗り絵」を始めました。
「ツカは緑、エルはピンク、チカは黄色、ラーは紫…。」
え?ああ、塗り絵は好きなんだ(笑)。