「自己主張」と「わがまま」との違い - 国分寺駅前教室 - 幼児小学生のための国語算数英語学習教室ガウディア

「自己主張」と「わがまま」との違い

現在、大人の世界では「セルフブランディング(パーソナルブランディング)」というワードが注目されています。“企業や芸能事務所などに所属していない個人が、「SNS」や「新たなメディア」等を利用して、自らを「プロモーション」していく事”とされています。子どもでも、「Facebook」や「Twitter」などで個人の意見を主張できる時代です。それに伴い、しっかりと「自己主張」できる子ども達も増えてきたように思います。一方で、「自己主張」が強くなり過ぎて他人に迷惑をかけるようになると、それは「わがまま」となります。大人でも、「自己主張」と「わがまま」の区別できずに他人に迷惑をかける人がいる事からも分かるように、子ども達にも分かりにくいものです。一般論になりますが、「自己主張」とは単なる「自己表現、個人の意見」です。それに対して「わがまま」は、「自分の思い通りにならない事に対しての苛立ちや八つ当たり、つまり“甘え”」です。例を挙げますと、レストランで「オレンジジュースが飲みたい」というのは「自己主張」です。ところが、そのお店に「オレンジジュース」が置いていなかった場合に、「どうしてもオレンジジュースが飲みたい、それ以外はイヤ」というのはわがままです。教室でも、「国語が得意だから、国語を先にやっていい?」というのは自己主張です。それに対して「この問題は、難しくてやりたくない」というのは、(自分が問題を解けないことに対する苛立ちや不貞腐れになるので)「わがまま」です。この区別をしっかりと行うことで、対応が可能になります。「自己主張」は押さえつけずに伸ばしていく。「わがまま(甘え)」は、構って欲しい気持ちの表れなので、可能な限り対応する。私はそうすることで、子どもがやる気を失わずに「ガウディア教室」に通ってもらえると考えています。