2024年度から、私立高校の無償化がスタートしました。
どの程度支援されているのかは確認していませんが、子供の教育に税金を用いる事は良い事だと思います。
次に改革を検討されているのは、公立高校「併願制」です。
公立高校の入試は、多くの都道府県で、1つの高校にしか出願できない「専願制」となっています。
複数の高校に出願が可能な「併願制」の導入が、政府内で検討されています。
導入する場合には、生徒の志望校の優先順位や成績などに基づいて、合格先を割りふるデジタル技術を活用する案が出ています。
この「併願制」には、メリットとデメリットがあると考えます。
デメリットとしては、既に高校は無償化されていますので、併願すれば「どこかの高校には入れる」と勉強意欲が落ちてしまうケース。
合格先が振り分けられる事により、本当に行きたい学校に行けないケースなど。
メリットとしては、公立高校の定員調整が楽になります。
また、「専願制」で公立高校に合格できなかった場合には、私立高校へ進学する事になります。
その際に、両親の金銭的な負担が問題でしたが、それも解決へ向かいます。
私は父の転勤によって、高校で転校を経験しています。
元々通っていた学校は、必死に勉強して入った、自分の行きたかった高校でした。
しかし、公立高校を転校するためには、定員に空きがある高校を選ばなければなりません。
自分の行きたい高校があっても、定員に空きがなければ、試験さえ受けることができません。
今では、卒業した高校に転校して良かったと思えるようになりましたが、当時はかなり不満でした。
この「併願制」によって、転校の仕組みもより良いものになる事を望みます。