そろそろ3月も末になり、卒業そして入学のシーズンです。様々なメディアからの情報を目にしていると、男子高校・女子高校の人気が復活しつつあるそうです。有名大学への進学率が高いから・自由な校風だから、というのが主な理由だそうです。男子・女子のみの高校は世界中に存在しますが、多くは宗教的な理由です。(キリスト教カトリック・イスラム教が多い)それ以外の理由ですと、男尊女卑の概念が存在したかなり昔に、男性が学ぶべき教科(武道・論語や儒教・宗教など)と女性が学ぶべき教科(家政・保育など)が異なるために作られたと言われています。現在では国内の公立高校の多くが共学化しましたが、公立高校にも男子校、女子校が存在しています。
それでは、なぜ男子校・女子校の名門校の進学率は高いのでしょうか?様々な理由があると言われていますが、①多感な時期に異性の目を気にせず、集中して勉強に打ち込める(恰好つけたり、見栄をはる必要性がない)②各校がオリジナルの学習システムなどを導入して、公立高校と差別化している(教育水準が高い)③もともと名門校で、偏差値の高い学生が入学してくる(両親の教育レベル・収入レベルが似通っている)、といった3つが主たる理由とされています。
この男女平等の時代ですが、両親の判断ではなく、自らが望むならば、男子校・女子校の存在価値は十分あると感じました。