最近では当たり前なのかもしれませんが、教育のためという理由で複数の習い事を掛け持ちしたり、複数の塾に通っている子供の事を見聞きします。本人に何か目的があってそのような選択をしているのであれば良いのですが、そうではないケースもあります。小学生では、まだ自分の将来についてしっかりと考えた事のある子供の方が少ないでしょう。だからこそ保護者は、子供がやりたい事を見つけた時に困らないように、勉強・スポーツ・その他の習い事をさせるのでしょう。しかし、「親の心子知らず」というように、そのような親心が子供にとって、ただただ負担になっているケースもあります。毎月とはいいませんが、半年や1年に1回程度、自分のお子様の将来の展望(進学・就職など)を確認してみてあげてください。話し合いは、相互理解のための第一歩です。余談ですが、私は自分の希望進路を両親に受け入れてもらう事ができませんでした。それは未だに「しこり」となって残っています。親は忘れてしまっても、子供はしっかりと覚えているものです。未来に禍根を残さないためにも、お子様の将来の展望を聞いた上で「どうして今勉強をしなければならないのか?」「その勉強をすることで、将来どんな役に立つのか?」しっかりとお子様と話し合って欲しいと思います。