知り合いや生徒さんから、「中学校受験」の合否情報が聞こえてくる時期になりました。それに伴い、小学校をお休みする生徒さんが増えていることと思います。乾燥していて、「風邪(旧コロナ・ライノ・RS・アデノなどのウイルス)」や「インフルエンザウイルス」の流行する時期ですから、体調不良で受験前に感染しないために学校を休むこともあるでしょう。しかし、今年は様子が少し違うようです。受験を控えている子は、「新型コロナウイルス」の感染予防も兼ねて、本命校受験日の2週間前から学校を休む場合もあるようです。小学校側としては、生徒さんが少ない方が「密」にならないし、「緊急事態宣言」が発出されている状況下において、自主的に登校しないという選択をするご家庭があることも承知しています。結果として、学校が休校となってないにもかかわらず、春の休校期間のようにご家庭で学習を進めなければならない状況が増えてきています。兄弟の受験に備えて、弟さんや妹さんも一緒に学校を休んでいるケースも増えてきていると聞きます。これが、高校受験・大学受験が本格化してくる2月・3月になると、さらに学校を休む生徒は増える一方でしょう。「経済を止めたくない」という政府の方針は理解します。しかし教育分野は、「子どもの一生」がかかっているといっても過言ではない分野です。「経済を止めたくない」という気持ちと同様に、教育現場も「子どもの学びを止めたくない」と思い尽力しています。現在の様に現場に任せきりではなく、しっかりとした「受験ガイドライン」や「学校の休み方ガイドライン」があると、ご家庭も子どもも安心して学びを続けられるのにな、と思います。