言語と文化と相互理解 - 国分寺駅前教室 - 幼児小学生のための国語算数英語学習教室ガウディア

言語と文化と相互理解

外国の方が、日本語の勉強をしていて最も困るのは「漢字」だそうです。
一方で、日本において「英語」を勉強していて困るのは、頻出する動詞「have/take/go/make/get など」の使用方法と聞きます。
前者の場合の例では「1月1日は、祝日の日曜日で晴れの日でした。」という文章です。
これは、他国の方からは「暗号だとしか思えない」といった声も聞きます。
その訳は、この短い文章の中に、5つの異なる「日」の読み方が入っているからです。
「(つい)たち」「じつ」「にち」「び」「ひ」と、日本人なら当たり前に使用する文章であっても、外国の方には理解が難しいでしょう。

一方で、我々にとっては、頻出する英語の動詞の使用法に困ってしまいます。
例えば「have」ですが、一番最初に習うのは「持つ、持っている」という意味です。
もちろん「持つ、持っている」という意味でも使用しますが、「I want to have a little break.」「少し休みたい」や「I had a picnic.」「ピクニックへ行った」「I already had a lunch.」「もう食事は済ませた」「Have a look.」「見て下さい」「Her house has five floors.」「彼女の家は五階建てだ」などといった文章も良く用いられます。
このような文章において、「have」は「持つ」とは全く同じ意味合いではないため、難しいと感じてしまいます。

難しい、難しくない、という事ではなく、それぞれの言語には文化的背景があります。
その中で、「お互いに敬意を持って理解しあう事により、より良いコミュニケーションが生まれるのではないか」と私は思っています。