先日(せんじつ)、教室(きょうしつ)の小学生(しょうがくせい)と話(はなし)をしていたら、
「年賀状(ねんがじょう)って何(なに)?」という発言(はつげん)に当(あ)たりました。
ついに、ついに、その時(とき)がきた…と。
これまで、ありがたいことに?純粋(じゅんすい)な目(め)で知(し)らないと答(こた)える
小学生とは出会(であ)っていませんでした。
もしかしたら、それほど驚(おどろ)くことでもないとお思(おも)いのかたも多(おお)いかもしれませんが、
毎年(まいとし)、この言葉がいつか、いつか出てくるのではないかと私(わたし)なりに恐(おそ)れていました💦
年賀状を小学生が書く習慣(しゅうかん)そのものは、少(すく)なくなっていることかなり前(まえ)から感じてはいましたが、
それでもご家庭内(かていない)の年賀状のやり取(と)りを見(み)ていることも多く、
「年賀状そのものを知らない」ということは、今まではなかったのです😿
今はSNSの時代(じだい)、新(あたら)しいもの新しいものと上書(うわが)き上書きされます。
いろいろ気(き)づかないうちに、
使(つか)い捨(す)てられるようなことも多いですね。
そんなとき、ぜひ、こんな
本をお子さまと
ほっこりしながら読(よ)むのはいかがでしょうか。
今回ご紹介しますのは、
茂市久美子(もいちくみこ)さんが書かれた
「ゆめをにるなべ」(教育画劇)(絵は土田義晴さん)です。
みなさんは
いかけや(鋳掛屋)さんをご存(ぞん)じでしょうか。穴(あな)の開(あ)いた鍋(なべ)や釜(かま)を修理(しゅうり)する職人(しょくにん)です。この本の主人公(しゅじんこう)の仕事(しごと)です。
こわれたものを直(なお)して使う、今は、リサイクルやリユースの考えは広(ひろ)くありますが、リペア(修理する)はどうでしょうか。
アップサイクルのような価値向上(かちこうじょう)ではなく、ずっと使い続ける価値はどこか小さくなってしまっているのではないでしょうか。
六つのお話が1つにつながった形で進みます。こんなところから始(はじ)まります。
最近(さいきん)はめっきりお客(きゃく)さんのいなくなった
いかけやのおじいさんに、おなべの修理をお願いしに
小さな女の子がやってきました。その子、実は
こだぬきが
変身(へんしん)したもので、遠(とお)くに住(す)んでいるおじいさんのお孫(まご)さんともそっくり。その持(も)ちこまれたなべは何(なに)か不思議(ふしぎ)なもののようです・・・。
茂市久美子さんは
「つるばら村」シリーズが有名(ゆうめい)です。どのお話もとてもあたたかい気持ちになる内容でいっぱいです。日能研(にちのうけん)の教材(きょうざい)にも使われていますが、お子さまにも印象(いんしょう)深(ぶか)く残(のこ)ることが多く、図書館(としょかん)などで本を探すお子さまが多いと思います
物(もの)を大切(たいせつ)にし、それを使い続ける、
当(あ)たり前(まえ)のようで、けっこう難(むずか)しいと思いませんか?それとなく、その価値(かち)を伝えてくれる本です。
もう1つだけ、茂市さんの本を紹介します。
「アンティーク・シオンの小さなきせき」(ティーンズ文学館)<黒井健さんのイラストも素敵です>です。こちらは
大人にもおすすめの短編集です。その中のいくつかの短編は、温かくつながっていることが最後にわかります。タイトルの通り、
アンティーク(骨董品/こっとうひん)のお話ですが、
その声が聞こえる不思議な世界です。
私は、この本を読み終えたとき、自分のまわりには、
ずっと一緒に過ごしている物って何があるだろうか?大事にしているものってなんだろう?と考えました。
この本の中に出てくる
「追憶(ついおく)」という言葉がとても印象深く、響(ひび)きます。ぜひ、お手にとってみてください。
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上尾の教室は、
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