先日、令和2年度(2020年度)の「埼玉県学力・学習状況調査」が発表されました。興味のある方は、
こちらからどうぞ。私が重要な内容と感じたのは、「学校の宿題をしっかりやる生徒の成績は高い傾向にある」「生徒の学習意欲と成績には相関関係がある」という事です。学校の宿題をやらないのに成績上位の生徒が一定数いますが、これは「学校の勉強よりも、進学塾や受験の勉強を優先させる保護者」や「宿題を提出しない場合、あえて宿題をする必要性を感じていない成績優秀な生徒」が一定数存在するのではないかと推測します。また、「勉強が好きと回答しているのに成績下位の生徒」は、「特定の科目のみ不得意」「勉強の内容、方向性が間違っている」「自分の成績にコンプレックスを抱えている」などではないかと推測します。「宿題をする、しない」というデータでは、学年による差異はそれほど大きくありませんでした。ところが、「勉強が好きかどうか」というデータでは、学年が上がるにつれて成績に大きな差がついていました。このデータから指導者が考えるべきは、「生徒の勉強に対するモチベーションの維持」であり「強制的に宿題をやらせる」ことではないという事です。また、他の多くのデータにもありますが、「ムチ」よりも「アメ」が多い方が「子どものやる気が上がる」ことも重要です。この内容を「ガウディアの指導方法」に置き換えると、「どうやって生徒を褒めるのか?」に集約されると考えます。指導者側も、上手な褒め方を学び続ける必要性を感じました。