「消さなくてもいいから、ここに(余白に)書いてみよう!」
「じゃあ、答えの□(回答欄)を書くね。」
「お手本を真似してね」
年長Tくん、国語幼児プリントでひらがなを練習中。書いたひらがなに×がついて、お直しです。
幼児さんは手の力が弱いので、消しゴムを使いにくそうに引いています。
消すのに時間がかかる、きれいに消せない、ならば、消すのをやめて、その脇(余白)に書いてみよう、というわけです。
Tくんはちゃんと答の欄(□)を書いて、そこに練習。意外とマメです(笑)。
すると、×だったひらがなと、今、書いたひらがなの違いがわかります。
「ここをシュッとはらえばいいんだね」
「まだちょっとカッコ悪いなあ」
次々と練習します。余白が一杯になり始めて…。
「すごーい!どんどん上手になっているよ!」
心なしか、頬がうっすら赤くなっているTくんでした。
少しずつ、余白が埋まる都度、ひらがな名人に(笑)。