7/1に「織姫と彦星の物語」をご紹介しました。
その織姫と彦星に思わぬことが起こったら…?という
完全オリジナルアナザーストーリーを作成しましたので、全6話にしてお届けします😊
一話一話は読み聞かせにちょうど良い長さになっています。
1・2年生なら頑張って一人で読むのもいいかもしれません😊
今回は3話の紹介です。ぜひ親子でお楽しみください♪
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第3話:星のこどもたち 〜ルナと空色の願い〜
天の川がきらめく夜。織姫と彦星には、ふたごのこどもがいました。姉のヒカリと、弟のカナタ。ふたりは星の国で生まれ、夜空をかける星の子どもたちとして育っています。
ヒカリは夢見がちで、空の色をぬりかえるのが得意。
カナタは好奇心いっぱいで、星座をつなげて新しい物語を作るのが大好き。
ある夜、ほうき星のルナがやってきて、言いました。
「やあやあ、ぼくのしっぽに乗って、星の旅に出かけない?」
ふたりは大喜びでしっぽにちょこんと乗りました。
「今日は特別なミッションがあるんだよ」
ルナが向かった先は、地球の空のすぐ上。
そこには、雲に隠れて眠る“空色の願い”がたくさん浮かんでいました。
「これは、まだことばにならない願い。悲しみや不安の中にある、すごく大切なキラメキなんだ」
ヒカリは光の絵筆でやさしい色を重ね、カナタは「大丈夫だよ」の音色を星のことばにのせました。
空色の願いは色を取り戻し、夜空へと舞い上がります。
「これで、誰かの心があたたかくなる」
「うん、信じてる!」
その夜、天の川はいちだんと輝いていました。
ふたりは、ルナとともに「願いをつなぐ星の子」になったのです。
夜空には、新しい星座が生まれました。
それは、ヒカリとカナタとルナのほうき星座。
今夜も願いの光をのせて、ふたたび空へ……。
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第4話は明日更新します⭐お楽しみに⭐
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