弊社が加盟したのが2009年。当時から社会環境の変化により、求められる学力要件が知識量から知識の活用力に移行しているということが言われていました。多くの進学塾でも「活用力を育む」「思考力を育む」ということを前面に出してアピールしていました。しかし、当時多くのサービスやプログラムを研究しましたが、それらの多くが「コンセプト倒れ」だと感じていました。ちょうどその頃です。全国展開をスタートしたばかりのガウディアを知ったのは。完成していた小学1年生から3年生相当の国語・算数の教材を見て驚きました。求められる学力要件を具現化できるコンテンツがあることを知り、ガウディアの学習メソッドを用い県内の子どもたちに学習機会を提供したい、と思うようになりました。
プリント教材の学習教室といえば、業界のガリバー的存在の教室がありました。保護者に圧倒的に支持されている教室ですが、ガウディアとはコンセプトが異なります。これからの時代に求められる学力要件を育むことができる学習教室を展開して地域貢献していきたいとの想いもありました。
私はもともと学習したことは社会生活の中で活かされないといけないという考えを持っています。せっかく勉強したのに習得した知識や技能を社会で活用できなければ勿体ないとも感じていました。幼少期の頃から学習教室ガウディアでガウディアのコンセプトでもある「使える力」を養うことができれば、社会で活躍できる人材を育てることができると感じたことも理由です。
初期の頃に通室してくれていた生徒は併設している高校生部門にも通ってくれていたのですが、小学校の時期に自分の力で解き進める学習環境のもとで学習をしていたので、後伸びする子が多かったと感じています。
ただ、教室運営を始めた当初は発展問題に取り組むことが難しい子たちにも積極的に教えて分からせるような指導をしていました。でも、ガウディアの学習メソッドに忠実に指導することにより、教え込むような場面は作らないようにしました。そうすると小さな子どもたちでも自分の力で問題を解き進められるようになるのですね。そのような学習環境で学習した子どもたちは、自分で考える、または、自分で何とかしようとする学習姿勢を育むことができるようになるのですね。学習メソッドに基づいて学習することの重要性に気づきました。
ただたんに売上が増えたかどうかということだけではなく相乗効果が非常に大きいです。中高生を対象に指導を行なっている教室に併設しているケースが多いのですが、中高生のコースに入る前に良質な学習姿勢を養うことができています。また、自分で考える習慣がついている生徒が多いので、指導をしやすいという意見をよく聞いています。
そのような学習施設では、生徒の早期募集にもなるので間接的な経営効果があるということも言えると思います。
幼児・小学生に習い事系の指導を行なっている施設に併設するケースも多いのですが、その場合はすでにいらっしゃる生徒さんに最初に提案できるので保護者様には非常に感謝されています。今主流になっているワンストップ型の学習を提供することができるようになっています。教室側からしても新規募集をしなくても先ずは既存生徒に案内をすることができるので、集客がしやすくなっています。
現在、大阪府の基礎学力支援事業として大阪市内の5区でガウディアの教材を使用しています。
様々な理由で学習施設に通うことができない子どもたちに学習機会を提供することができています。非常に喜ばれています。
また、和歌山県の印南町では町内に5つあった園を認定こども園に統合し、町のすべての園児がこども園で学んでいます。その園で幼児用教材を使用しています。つまり、町の子どもたち全員がガウディアの教材を使って学習していることになります。その影響もあり、印南町の小学校では子どもたちの学力にバラツキが少なく、全ての子どもたちが基本的な学力を備えて入学しているとも聞いています。
公的施設でガウディアの教材に触れることにより認知度向上と同時に学力アップにもつながっています。