「すずめ、はと」無理やりつくる計算式 - 赤堤教室 - 幼児小学生のための国語算数英語学習教室ガウディア

「すずめ、はと」無理やりつくる計算式

小1算数「発展(単元、冊子)」。
1年生の基本的な取組みが終わった後に挑戦する、ちょっとひねった?難しい問題の数々です。
3月、時期的に「発展」に挑戦するお子さまは多く、ゲームのように楽しんだり、頭を抱えて悩んだり…。さてさて…。

「あれ、Sくん、答えが先にわかっちゃった?じゃあ、その式は?」
「…。」
「Mちゃん、答えはわかっちゃったのね。でも、この式は、たし算でいいのかな?」
「…。」

例えば「すずめが6わ、はとが3ばいます。すずめが4わとんできて、はともなんわかとんできて、すずめと同じになりました」
問題①「すずめはなんわになったでしょう」
問題②「はとはなんわとんできたでしょう。」
みなさん、わかりますか?

問題では、すずめの数(元の数6ととんできた数4)とはとの数(3)を絵(絵を使った線分図)で示しています。
sくんもMちゃんもこの絵を見て、まず答えがわかったのでしょう。しかし、問題は「しきとこたえ」を要求しています。
sくんの①の式は「10-4=6」?→→→正解は「6+4=10」
Mちゃんの②の式は「3+7=10」?→→→正解は「10-3=7」

答えがわかってしまったので、無理やり式を作っていることがわかります。
私はもう一度、問題の絵(線分図)に数字を書き込んで、何を求めたいか、求めるものの式は何か、を説明します。

説明しながら、私の頭の中では「すずめ」や「はと」が飛び回っています…。
線分図(絵)は計算にとても便利なんですけど、意外な落とし穴を見つけてしまいました(笑)。

あ、「すずめ、はと」の問題はまだ続きます…。