『星守る…』 - 日能研上尾教室 - 幼児小学生のための国語算数英語学習教室ガウディア

『星守る…』

長野県阿智村。
「日本一の星空」として有名な場所です。
夜と言えば真っ暗な空が日常の私には、こんなに星ってあるんだと改めてびっくりして、感動します。

最近は、宇宙に関わるニュースも多いですね。
日本のロケット打ち上げ成功やアメリカの民間宇宙企業スペースXが過去最大規模の上場に沸いてもいました。
ロケットの挑戦には失敗はつきもののようですが、日本とアメリカのリアクションの違いも鮮明でした。どちらかというと沈痛な日本と「成功したの?」と思うぐらい、失敗に歓喜するアメリカ。応援するスポーツチームが勝ったかのような興奮。国民性と言えばそうなのかもしれませんが、「失敗の積み重ねが成功への近道」というゆるぎなさは、日々お子さまの成長を見守る私にはとても考えさせられることでもありました。

今回ご紹介させていただく本は村上たかしさんの「星守る犬」(双葉社)です。マンガとなりますが、非常にせつなく涙あふれる作品です。ただ、小さいお子さまには少し難しいと思われます。保護者の方が先読みしていただき、お子さまの成長やタイミングに合わせて、ご紹介ください。

「星守る犬」という言葉はもともと慣用句的な表現で、古くは鎌倉時代の歴史書で登場した言葉です。犬がもの欲しげに星空を見上げるような姿から「高望み」という意味があるそうです。

物語は、家族と離れ、飼い犬と車上生活する主人公。うまくいかない、失敗に失敗が続き、どんどん追い詰められていく状況ではあるのですが、主人公と犬との小さなやりとりの数々にふっと気が緩む瞬間がたくさんあります。「誰か」が、主人公に声をかけ、失敗を温かく見守る人がいたらとも思いますが、それがここでは主人公に、純粋に慕う犬だったのかもしれません。読後は、胸が締めつけられる気持ちにもなりますが、後半にあたるところでは、別の主人公となる物語が綴られます。そして、この続編にあたる「続・星守る犬」にも触れることで、伏線が一部回収され、悲しさの中での温かさを感じる作品となっています。

この作品は、何かを言葉で説明するより読後に浮かぶ気持ちを成長したお子様と大切に共有してほしいと思います、どう考えるのかの答えを見出さず、それぞれ何かを感じ思った気持ちを大切に共有してほしいと感じます。

「星守る犬」の夢は、人の夢に置き換わり、月面着陸、火星探査、貪欲なチャレンジがつきませんね。物語の中での『人は生きているときはいつも「星守る犬」なのだ』という言葉を感じずにはいられません。

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Colorful poster with Japanese text about summer experiences and enrollment, featuring a cheerful child, pastel striped background, and yellow speech-bubble captions.