小2Aくん、国語のお直しで、私に質問に来ました。
「先生、これ、間違っていないよ」
「問題は何をきいているかな?もう一度、確認しよう」
「でも、お父さんはこれでいい、と言ってたよ」
「お父さんも問題読んでいないかなあ。」
「お父さん、頭いいから、間違うはずがないんだけど」
「うーん、じゃあ、一緒に問題を読もう!」
どうどうめぐりの会話です(笑)。
この原因は、問題の読み違い。
Aくんが質問にきた問題は、国語「組み合わせたことば」。2年生では言葉の理解を促す大切な取組みです。
例えば、「次のことばを二つのことばに分けましょう→”空きばこ”」。Aくんの答えは「空き+ばこ」。
正解は、「空く+はこ」。言葉の組み合わせを問うています。
更に、読み方が正しいかを確認する問題。「「草+花」は何と読むか、ひらがなで答えましょう。」
Aくんの答えは「草花」、漢字のまま書いています。
正解は「くさばな」。漢字が組み合わさった熟語の読み方を問うています。
「お父さんも問題をよく読んでいないんじゃないかなあ。大人は忙しい時、間違いやすいから。」
「じゃあ、先生、うちに来てお父さんに説明して!」
「うーん、ぜひそうしたいけど、出張サービスはしていないんです(笑)。」
「いくらなら、来てくれますか?」
ああ、また、どうどうめぐりになりそうです。
お父様、ごめんなさい。もう少し、読んでいただければ…。